ハイジ保育園「ほっとできるところ たのしいところ」 | 2018年1月「ひな壇」 茨城県つくば市 月極保育 週2~3コース

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2018年1月「ひな壇」

1年前になりますがいっ君ママといっ君ママのお母さんと3人で話し合いをした事あります。いっ君が荒れていてケンカも度々でした。といっても力があるのでやって泣かせてしまうばかり、、、大人への攻撃も激しいし食べ物への執着も凄い時期でした。いっ君ママも毎日こんな話ばかりで大変そう。私達も大変。どうしたものかと日々思っていました。いっ君ママと沢山の話をしている中でいっ君ママが自分とお母さんとの関係でも悩んでいる事は知っていました。我が子を抱っこしてはいるけど、もういいでしょ!って感じで気持ちが付いて行かない。自分もしてもらった記憶がないのに出来ない。頭でわかっているけど心が付いていけない。そんな感じのようです。日々そんな話をしている中いっ君ママのお母さんが迎えに来ました。何となく小さい時の話などをしてみると前を向いて「私も私なりに大事に育ててきました。お義母さんにも気を使い、仕事もして家事もして農家も手伝って、、、大変でした。」との事、、、これ以上責めないで。という感じでした。そうだよな~今更昔の話を言っても仕方ないよな~と諦めていたりもして、、、

 

でもある朝「3人で話合おう!」と急に思い立ちました。いっ君ママに思いを伝えると一言返事で「お願いします!」と前向きです。お母さんも「わかりました」と都合を付けてくれました。後日自宅に伺いました。

その日は3人共緊張です。何から話していいか?どうすればいいか?シュミレーションしてみたけど、、、難しい、、、とりあえず自分の話をしてみよう!ざっくばらんに話をすれば大丈夫!と思っていました。

話をするうちにお互いがどれだけ大事で思い合っているかがわかります。

 

いっ君ママ :小さい時おんぶしてくれたのは、おばあちゃんだよね?

お母さん  :えっ!私だよ。一回もおばあちゃんがおんぶした事はないよ。

いっ君ママ :いつも忙しくて大変そうだった。笑ってなかった。だから何とかしてあげようと思っていた。

お母さん  :そうね、、、大変だったよ。仕事もしてそれからみんなの分のご飯作って、農家もして、お義母さんが色々言う人だったからね~。でもあなた達がいたから頑張れたんだよ。

いっ君ママ :そうなの??

お母さん  :そうだよ。寝る時は3人で仲良く寝ていたよね。

いっ君ママ :うん。覚えているよ。

いっ君ママ :あの七段飾りにひな壇は親戚の人にあげちゃったよね。

お母さん  :えっ??あれは貸したのよ。あげてないよ。ちゃんと取ってあるよ。

いっ君ママ :えっ?そうなの?私のひな壇がトラックに乗せられて持っていかれた事、

今でも覚えている。淋しかった。

お母さん  :そうだったの?すぐ戻ってきたのよ。

 

こんな会話の後はいっ君達の話で最後は笑い合う事が出来ました。

色んな記憶が違っていた事。すべてボタンの掛け違いだったと改めて思う事が出来ました。

 

それから数日後いっ君ママが「実家に行ったら私のひな壇が飾ってありました!!」との事。娘のために30年以上ぶりにひな壇を出したお母さん。大きな納屋の天井裏にあったひな壇。お母さんが登ってロープを付けて下に降ろし、それをお父さんが受け取ったそうです。しかもほこりが10cmくらい溜まっていたのを掃除する所から始め、1日は降ろしただけで2日目に飾ったそうです。私も見せてもらいました。

ちゃんと保存してあってどこにも虫食いの穴もなく人形の顔はみんなきれいでした。

お父さんとお母さんは「大変だったけどあやが喜んでくれたからよかったよ~」と嬉しそうに幸せそうに話ししています。

 

30才を過ぎ子供も3人いる娘のために60代のお母さんとお父さんが飾ってくれたひな壇。こんなに心のあるひな壇を今まで見たことがない。きっとこれからもこれ以上にひな壇を見る事はないだろうな~と私も嬉しい気持ちで帰って来ました。

この事をきっかけにいっ君ママは変わっていきました。自分の好きな事やりたい事をどんどん始めています。子供のため家族のためではない自分の人生!そしてママが笑っていると子供も笑っている。大人が自由になると子供も自由になる!そんな感じです。

 

今年ハイジで座談会がありました。数年前に少人数で小さな座談会はあったのですが今回は全員に声を掛けました。沢山の人が参加してくれて、笑える話から泣いちゃう話自分の幼い頃の話、、、色々でした。でもみんな違う環境ですが悩みは似ていました。結局の所、大人だって笑っている事楽しく過ごしている事が一番大事って事が分かりました。

 

笑っていないと子供は、、、子供だった頃の私は僕は「私のせい?」「僕のせい?」と思ってしまう。「これでいい?大丈夫?」と大人の顔色を伺って生きていく事になる。これは弱者である子供だからそうしないと生きていけない。そして大人になって「はい!どうぞ自由に生きていいよ」と言われても自由を知らないから自分の気持ちがわからない。大人が作った檻の柵が上がっていて、もう自由に出て自分の人生を歩んでいってもいいのに怖くて自信がなくて外に飛び出せない。

 

でも、、、何かを通してこんな事、何て事なく思える日、笑える日が来るかもしれない!

りんごのきの愛子さんが東大教授の汐見先生に自立するためには何が大事か?と聞いた所「依存出来る人をどれだけ持っているかということ」と応えていたそうです。

そう!子供も依存だけど大人も依存だわ~!と改めて思いました。

また座談会などで依存しあいましょう!