ハイジ保育園「ほっとできるところ たのしいところ」 | 2017年11月「見えない傷」 茨城県つくば市 月極保育 週2~3コース

*

2017年11月「見えない傷」

昨日散歩に行ってすぐあずみから電話。「りーちゃん(1才)が転んで、ちょうどそこに枝があって右の手のひらに少し深い傷が出来たので帰ります。一応病院に行った方がいい。」との事、、、戻って来るまでに泣き止んで「ここ痛い」と自分でも話をしていたようで血も止まっていました。
車に乗せて小児科のお医者さんに行きました。待っている間「がんばろうね!大丈夫!」と言ってずっと抱っこ。先生が診てすぐ「う~ん。手のひらだから濡れるし早く治るには少し縫った方がいいな~」と、、、すると看護師さんが急にバタバタと動き出し一気に私も、りーちゃんもドキドキし始めました。そしてあっという間に「りーちゃんおいで~」と連れて行かれベットに乗せられ2人の看護師さんに抑えられている状態、、、私は3mくらい離れた丸椅子に座ったまま見守るのみ。でも麻酔する所も見えるし針も糸も見えます。何より、りーちゃんの泣き叫ぶ声。手形を取るのですら嫌だっ!と泣いた怖がりの、りーちゃんがこんな状況になってしまって、、、そして何も出来ない私、、、少しすると「いーこー(ゆーこー)!いーこー!」と叫び出しました。30回は呼んでいたろうな~
ここにいたのがのりこでもあずみでもパパでもママでもなく私だった事。私がここにいたから私の名前を泣き叫んで呼んでいます。そして右下に見える私を見つけて何とか起きようと頑張っています。思わず「りーちゃん大丈夫ここにいるよ!」と立ち上がって近づくと看護師さんに「ちょっと来ないでください」と邪魔した感じになってしまいました。私が行くともっと暴れるかもしれないし麻酔もすぐ効いているから痛いわけではないだろうし、、、もう諦めました。
ずっと泣いていたりーちゃんでしたが終わったらすぐ泣き止み周りの様子もみて冷静に戻った様子。あ~終わった~と二人で抱き合いました。
少ししてパパが駆けつけてきてくれて、この日は早退しました。
保育士になって20年。園児がケガをした事があっても治療する所を見たのは初めてでした。何も出来ないまま見守るだけの20分は長かったです。私もりーちゃんのように本当は泣きたかったけど看護師さんに「あらあらっ大手術でもないのに~大げさね~治している私達がまるで悪者??」って思われてしまいそうなのでガマンしました。が一人なら大泣きだったろうな~

結局見える傷は治せない、、、でもこうやって「いーこー!助けてー!苦しいよー!」と泣き続ける子供の内側の傷、、、心の叫び声を知ったのなら、ちゃんと受け止めるようにしたい。というかしないといけない。と改めて思いました。
そしてその声に聞こえないフリ?大丈夫でしょ?出来るでしょ?ガマンして!と突き放さない。
これは子供だけではなく今子育てに奮闘してどうにもこうにも動けなくなってしまっているお父さんやお母さんの気持ちも、ちゃんと受け止める事が出来る、、、出来ないといけないよな~と。
子供は正直で屈折していない。全てをごまかそうとしてもどうしたって素の自分が出てしまうのでわかりやすいです。が大人はそれまで培った生き方も抱えているし子供のように素直に振る舞う事は少ない、、、でも今子育てに関して大きな悩みを抱えている人は少しでも話すことによって楽に気楽に楽しく子育て出来るようになってもらいたいと思いました。

この前父兄の方みんなに「こどもへのまなざし 佐々木正美さん」の本のコピーを渡しました。
私の気になる所10ページくらいです。その後ゆいちゃん(2才)ママがこんな話をしてくれました。
「最近、自己肯定感についての本を読んだり、こどもへのまなざしのコピーを読んだりして自分なりに色々考えました。自分の事小さい頃の事など、、、色々線が繋がってきた事。ゆいはパパっ子と思っていたのでパパや母といる事が自然な事でした。私にそんなに執着しないし、、、でも私の方からゆいを受け入れるようにします。」と帰って行きました。この頃からゆいの行動が見る見る変わってきました。その頃のノートを写させてもらいました。

10月25日 ゆいママ
最近ハイジでの様子も少しずつ変わってきて自己主張できるようになったり、お友達との関係も成長していると感じるようになりとても嬉しいです。家では前よりママ、ママと言われる事が多くなり嬉しく思っています。まだ自己肯定感についてよくわかりませんが自分の出来る事からゆいに向き合っていければと思っています。

10月26日のりこ
公園に行きました。公園ではどろんこを作っておだんご遊びしています。手を洗うと次は公園の周りを探検するゆいちゃん。「ゆいちゃーん待って~!道路には出ないよ」と声を掛けてもパーッと走って行くので目が離せませんが少しずつ伝えていければと思います。

11月1日 ゆうこ
朝初めてギャン泣きでしたね。あの後も泣き続け抱っこしても降ろせー!と床に頭をぶつけそうになりながら大暴れ、、、離すと入口に走って行って柵をがんがん揺らしています。みんなそれを見てびっくり、、、その後抱っこしたらひっくり返って地面で大の字になって泣いていました。それを見てりーちゃんがシャベルを「はい!」と渡したり、、、そのうち周りにたく君やりん君が集まって来て砂遊び。午後は「寝る~」と自分から抱っこ。大人にも甘えられるようになってきました。小さいうちからガマンなんてしない方がいいし、、、自分を出せてよかったです。

11月6日 ゆうこ
今日はギャー!!と1分泣いてケロッとしています。農道を歩いたのですがゆいー!と叫ぶと戻ってきてくれるしみんなで同じテンポで歩いてくれます。ゆう君と椅子の奪い合いか何かでケンカ!泣かせていました。りーちゃんとりん君と揉めて泣かされていたけどちゃんと大人に抱っこ~!と泣き付いてくるので「どうした?」と抱っこするとまたケロッとして遊びに行っていました。大人との関係も築けてきた気がします。

11月6日ゆいママ
家でもなるべくゆいの要求に応えてあげようと思います。帰宅後夕ご飯の準備中何やら鍋を取り出し、、、今までならダメっと怒っていましたがグッとこらえてトマトジュースとビスケットでままごとが始まりました。床は赤くなりベトベト、、、でも高いおもちゃを買うより安上がりだと思う事にしました。たくさんの好奇心を潰さないようにと気付く事ができました。

11月7日ゆうこ
そっか~ママもガマンしましたね。。。(苦笑)今朝もケロッとして遊んでいました。散歩は初めての公園でした。ゆいは誰が見守るかを大人同士で声を掛け合っています。初めての場所はあちこち忙しく動き回るので、、、でも今日はシーソーしてブランコして、、、みんなと同じ所にちゃんといて話をしながら遊んでいました!午後は椅子を押して遊んでいてゆう君をひいて泣かせていました。りん君の事も、、、段々たくましくなってきたゆいです。

11月7日ゆいママ
やっと本当の意味で子供らしくなってきたのかなと感じました。ゆいと向き合うようになり、こんなにガマンさせてき
たのかと思いました。(ガマンさせるつもりは全然なかったのですが)反省です。ほんの少し付き合ってあげていれば満
足だったのに、、、ずっと大人のペースでやってきてしまったのだなと、、、。満足すれば自分からもういいってなるんですね。
今日も帰宅後家の中で水遊び(洗濯の真似)が始まりほんの5分くらいで満足したようで、、、えっもういいの??この5
分が今までの私には足りなかったのだとわかりました。反省です。

確実にゆいの中で根拠のない自信がみなぎるように付いてきた感じです。そしてゆいママがどんどん笑顔が増えてきました!よかった!よかった!

今月はあおちゃんそう君が札幌に転勤になり引っ越ししました。
スキーウェアを着てアンパンマンの歌をうたっている二人の動画が届きました。みんな元気そうでよかったです。新しい保育園でも優しい先生に可愛がってもらっているそうです。
そう君は朝、ギャン泣きらしく、あおちゃんは「このままいくとあおちゃん大変になるよ!」とあおちゃん本人が予告?していたそうです。(笑)
初めての雪に驚いてスケート状態の道が溶けていく様を「太陽のお蔭だね!」言っていたらしくあおちゃんはどこにいてもあおちゃんのままで自分の感性を発揮しているようです!そして一週間が経った頃「もうハイジに行けないの?」とあおちゃんが聞いてきたらしく「頻繁には会えないけどまた会えるよ」と伝えたそうです。ママの方が泣いてしまったそうです。これを読んで私も泣いてしまいました。

新しい環境に慣れるまでみんな頑張ってね~!つくばでずーっと見守っています!!