ハイジ保育園「ほっとできるところ たのしいところ」 | 2017年5月「願望」 茨城県つくば市 月極保育 週2~3コース

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2017年5月「願望」

4月に入ってすぐ年長のななちゃんの様子がおかしいです。近所の人に「4月から年長です」とママが紹介したところ「違う!年中なのっ!」と怒り出したそうです。その前後辺りから年長になった事を拒否、、、1日中自由に遊んでいるハイジでも年長さんというプレッシャーがひしひしと伝わっていたようです。週に何回か「ママ―!ママ―!」と離れられなくてギャン泣き、、、抱っこも断固拒否です。そして家に帰ろうと脱走してしまいます。1,2才ではない5才の力は爆発的なものがあります。どうにもこうにもならない状態から話を聞ける状態まで20分以上かかる時もあり、、、他の子は黙ってみている。もしくは自分も抱っこして欲しいけどガマンして待っていてくれています。「ななちゃんのきもちはよーくわかったよ。嫌だよね。ママと一緒がいいよね~」など言い続けます。私の気持ちを受け止めてくれた!と思った瞬間いつものななちゃんに戻ります。そして何もなかったように小さい子に本なんか読んであげてくれています。私は心の中で「そんな事いいからっ!朝から大騒ぎしないでよっ!」と叫んでいます(笑)

しばらく前はななちゃんといっくん(こちらも年長さん)が仲良く遊んでいたのですが、急に大ケンカが始まりました。叩いたり押したり、、、4,5分の壮絶な戦いです。お互い目が本気です。少し前ならいっくんが噛んで泣かせて終わりですが、「噛んだらずるい、噛んだら負け。」と大人にも子供にも散々言われていたいっくん。この日は噛まないで対等に戦っています。そしてお互いの気持ちが収まってきた頃「もう終わりにする?」と聞くとお互い「うん!」と、、、そして何事もなかったように仲良くおやつを食べています。

この前は公園ではななちゃんといっくんがブランコに乗っていて誰にも貸さない、、、6人が並んで待っています。力ずくでは奪えない相手、、、私が「二人とも貸せない気分なんだよね~まだまだやりたいんだよね~」とぶつぶつ言っているとしんくんが「神様が降ろしてくれるよ!」何て言っています。結局4人は乗れたけどまた自分たちが乗ってしまう始末、、、これ以上相手にしていても時間がもったいないので次に移動しましたが、、、
こう書いていて、世間体から考えるととんでもない保育園だな~と思ってしまいます。

最近読んでいる本に問題を起こしてしまった小学生の生い立ちが書いてありました。
(幼少期は泣くことが少なくおんぶや抱っことせがんで甘える事もなく一人でおもちゃで遊んでいる事が多い子。自発的な欲求の表現に乏しく対人行動は受動的。自分の欲求や感情を受け止めてくれる他者がいるという基本的な安心感が希薄で他者に対する愛着形成が難しかった。愉快な感情は認知し、表現出来るものの怒り、寂しさ、悲しさといった不愉快感情は未分化で適切に処理されないまま抑圧されていた。他人の立場にたって物を考える事ができなかった。他人と共感する事が困難。)

ハイジは子供達には喜怒哀楽を出して欲しい!と始めました。喜と楽は誰がいつ見ても嬉しい気分になります。でも怒と哀は誰がいつみても辛い気持ちになります。でも喜と楽だけの人生は絶対ないです。
怒と哀を受け入れてくれる人がいて初めて大人になっていくのではないのかな~
欲を言えば心から優しい子になってくれるのではないかな~

例えば大人になった自分は喜怒哀楽を出せずに今まで生きてきた人もいると思います。
でも子供には自由を、、、子供には喜怒哀楽を出せる環境を作っていたら数年後、数十年後、子供から元気や勇気や優しさを教えてもらう事ができるかもしれない。

でもこの喜怒哀楽を出させるには子供1人に対して大人1人2人では無理です。1人に対して10人くらいの見守りがあって「いいよ~さらけ出せばいいじゃん!」と言えるかもしれません。といっても根本的にはお母さんの存在が一番大事とも思っています。(ハイジたより2月「母」に書いています)

泣かなかった日ななちゃんに「ありがとうね~ママとバイバイしてくれて~!」と、、、噛まなかった日にいっくんに「えらいね~噛まなかったね~!」
そんなの普通じゃん!って声が聞こえてきそうですが、、、こんな事で褒められてしまうんだから、、、自分が一番かっこよくて、自分が一番可愛くて、自分が一番優しくて、自分が一番偉くて、自分が大好きな子になってくれているはず!もうここまできたら願望ですね~!!(苦笑)